サッカー基礎講座|サッカーとは?

■サッカーの基本的な知識などについて解説します。

サッカーとは?

サッカーとは、日本語の漢字で蹴球と書くように、ボールを足で蹴ってゴールという囲いに入れるスポーツです。実にシンプルこの上ありませんが、それがスポーツの中でも世界中で最も多くの競技人口を誇る所以なのです。発祥はイングランドともイタリアとも中国とも言われており、1800年代に入ると現在の形に近い近代サッカーの基礎が形作られることになります。今では5大大陸の津々浦々にまで普及し、小さな子供から年配の方まで、老若男女を問わず世界で最も愛されているスポーツのひとつとなりました。

 

そこにサッカーボールひとつあれば、人が集まりプレーが始まると言われています。別にフィールドラインが引かれていなくても、敵味方人数が違っても構わないのです。ただボールを足で蹴って、相手の陣地に持ち込み、相手のゴールマウスに球を蹴りこみ敵を打ち負かす。そんな人間が原始の時代から持ち続けていた根源的な闘争本能や肉体的な運動要求を体現したかのようなスポーツ、それがサッカーなのです。

 

FIFAワールドカップサッカー

4年に一度行われる世界規模のスポーツの祭典です。近年ではテレビの視聴者人口もオリンピックよりも多いのでは?とも言われる、ワールドカップと名のつく競技大会の中で最も盛大で注目を浴びる大会となっています。1930年にウルグアイで第1回大会が開かれ、開催国のウルグアイが決勝でアルゼンチンを破り最初の優勝杯を勝ち取りました。それ以降、第2次世界大戦で行われなかった時期を除き、2014年のブラジル大会までに20回を数える歴史と伝統を誇っています。最多優勝国は、ブラジルの5回で、現在までに南米及びヨーロッパ以外からの優勝国は出ていませんが、アメリカの躍進やアジア勢などの新興勢力の台頭により、各国の実力差が今後ますます拮抗することが予想されています。

 

フィールド

サッカー競技は、フィールド(あるいはピッチ)と呼ばれる、タッチライン(ゴールラインに対して直角の横の境界線のこと)とゴールライン(フィールドの短辺のこと)に囲まれたスペースで行われます。フィールドの大きさはどのサッカー場でも同じと考える方が多いかもしれませんが、サッカーのルールブックでも、最小と最大が規定されているだけで、その範囲内であれば縦横の長さは自由に設定できるのです。

 

マラカナンの悲劇(1950年のブラジル大会における優勝決定試合でのブラジルの敗戦)で有名な、リオデジャネイロにあるマラカナンスタジアムなどは、日本の日産スタジアムよりタッチラインが5メートル長く、ゴールラインにおいては7メートルも長い非常に広いフィールドになっているのです。ただし、国際大会とそれ以外では微妙に異なっています。以下に詳細を記します。

 

■国際大会

タッチライン

最小100m最大110m

ゴールライン

最小64m最大75m

■国際大会以外

タッチライン

最小90m最大120m

ゴールライン

最小45m最大90m

 

道具

上述したように、サッカーはサッカーボールがひとつあればすぐに始められるスポーツですが、正式な試合として行われる場合は、道具や服装にも一定の決まりがあります。

 

サッカーボール

ボールは、国際試合においてのサイズ等が正確に規定されており、それ以外の試合でもその規定に準じています。材質は皮またはそれ以外の適切な材質と規定されていますが、現在ではほぼ人工皮革が使われているそうです。形状は正確に球形で、周囲は68cm以上70cm以下、重さは410g以上450g以下(試合開始時)、空気圧0.6以上1.1気圧内と規定されています。表面は、20枚の正6角形と12枚の正5角形の皮を縫い合わせたものからなり(規定はされていません。)、カラーに関しては、以前は白と黒のツートーンが主でしたが、現在ではカラフルな模様が付いたものもあります。

 

服装

日本の場合には、日本サッカー協会のユニフォーム規定により、シャツ、ショーツ(パンツ)、ストッキングの3点をもってサッカーにおけるユニフォームと定められており、これに加えて、ゴールキーパーのグローブ等もそこに含まれるとのこと。カラーは審判員の着用する審判員用ユニフォームと正確に識別できる色で、相手チームとユニフォームのカラーがまぎらわしい場合には、主審がそれぞれのユニフォームに対する決定権を持つことになります。

 

シューズ

サッカーの場合、シューズには細かな規定はなく、極端な話靴であればなんでも良いことになっています。とはいえ、スポーツ用品店に行けばサッカーシューズとしてサッカー専用のシューズが並んでいます。大別すればスタッド(靴底に付いている突起)の材質と本数の違いです。

 

サッカーのフィールドは多くの場合芝生が敷かれており、プレー中に滑らなくするためのグリップ効果として、スタッドの付いたスパイクシューズを履きます。通常の場合このスタッドは、金属製、樹脂製(プラスティック)、ゴム製があり、ピッチの状態に応じて選びます。また、少年サッカーや学校の授業でサッカーをやる場合などは、土のグラウンドが多いため、通常のトレーニングシューズが適しています。

 

 

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