ゴルフ基礎講座|ゴルフのルールA

■ゴルフの基本的なルール、ペナルティについて解説します。

ゴルフ基礎講座|ゴルフのルールA

ゴルフは他のスポーツのように第三者である審判やレフェリーの監視の下に行われるのではなく、自分のプレーのひとつひとつを自己申告して進めていく競技です。このことから、ゴルフは他のスポーツに比べて細かなルールとペナルティが規定されています。

 

初心者の方が最初からこのすべてを把握することはなかなか難しいのですが、十分に理解するようにつとめ、フェアプレー精神に則り不正な誤魔化し等の無いよう心がけてください。このページではよくありがちな基本的なペナルティーを説明していきます。

 

ティーグラウンドでのペナルティ

 

■ペナルティーにならない場合

 

ティーグラウンドでファーストショットを打つ前は、当然まだインプレーの状態ではありませんので、例えば、ティーアップしたボールが何かの都合でティーから落ち、それを拾いなおした場合でもペナルティではありません。

 

 

よくライが悪い、ライが良いなどと、ボールが置かれている場所の状態(ライと呼びます。)を表現しますが、ティーショット前に、このライを直す行為をしても、ペナルティーにはなりません。

 

■ペナルティーになる場合

 

ティーショットがOB(アウトオブバウンズ)になった場合には、ペナルティ(1打罰)となり、もう一度ティーショット打ち直すことになります。

 

ティーグラウンド(前頁で説明した定められた長方形の仮想区域)の外から打った場合は、ペナルティー(2打罰)となりますので、十分に確認してから打つようにしてください。

 

通常、ゴルフクラブは14本までしか持ってプレーできませんが、それ以上の本数を持ってスタートした場合には、2打罰のペナルティとなりますので注意してください。

 

スルーザグリーンでのペナルティ

 

■ペナルティにならない場合

 

ボールがカート道路上で止まった場合には、救済措置を受けることができますが、この場合はペナルティにはなりません。また、ボールをドロップした際に、そのボールが足に当たったとしてもペナルティにはなりません。

 

同じ組のプレーヤー及びそのプレーヤーのキャディ、また、それらの持ち物(バッグ等)のことを、局外者とよびますが、ボールを打った際にその局外者に当たったとしてもペナルティは付きません。

 

ボールがバンカーに入り、バンカーの砂の中に埋もれた状態になった場合に、プレーを続行できるよう砂を取り除くなどの行為はペナルティにはなりません。

 

ラウンド中に、同じ組のプレーヤーにバンカーやウォーターハザードなどの場所等を教える行為はペナルティではありません。

 

スイング中にクラブで木の枝を折ったり、枝から葉が落ちたりした場合でも、そのスイングがボールを打つための一連の動作である場合には、ペナルティにはなりません。

 

■ペナルティになる場合

 

打ったボールが林や木の中に入り、その枝などに引っかかった場合には、ペナルティ(1打罰)になります。

 

自分のボールを蹴っ飛ばした場合には、それが故意か故意でないかに関わらずペナルティ(1打罰)となります。また、自分のキャディが同様な行為をした場合にもペナルティ(1打罰)となります。

 

自分のボールを拾い上げてしまった場合は、当然ペナルティ(1打罰)が付きますが、自分のキャディが拾い上げた場合も同様のペナルティとなります。

 

素振り中に間違ってボールに触れて動いてしまったような場合には、空振りか素振りかに関わらず、ボールを動かす行為をしたとして、ペナルティ(1打罰)となります。

バンカーで素振りをした際に、クラブがバンカー内の砂に触れてしまった場合は、ペナルティ(2打罰)となります。

 

ボールの通過ゾーンを確保するためや、スイングの軌道の邪魔になるために、木の枝などの障害物を故意に取り除く行為はペナルティ(2打罰)となりますので、要注意です。

 

ボールを打つ前にボールの後を踏みつける等の行為はライの改善に当たるため、ペナルティ(2打罰)となります。

 

インプレー中に、同じ組のプレーヤーに、自分のボールとグリーンまでの距離等を教えてもらう行為は、ペナルティ(2打罰)となります。もちろん、自分のキャディ以外のキャディに教えてもらうのもペナルティです。

 

ラウンド中に、同組のプレーヤーのクラブを借りることは出来ません。この場合許可を得る得ないに関わらず、2打罰のペナルティが科せられます。

 

グリーン上でのペナルティ

■ペナルティにならない場合

ボールが風などの影響を受け、自然に転がってしまったような場合はペナルティにはなりません。ただし、この場合には元の位置に戻してパッティングするのではなく、転がった場所からプレーしなければならないので注意してください。

 

■ペナルティになる場合
ボールマークをせずに、ボールを拾い上げた場合には、1打罰のペナルティとなります。

 

自分のマーカーが他のプレーヤーのパットの邪魔になる場合には、クラブヘッドひとつ分以上横にずらすのが正しいマナーですが、そのずらした位置のままパットを行った場合には、2打罰のペナルティとなるので、注意してください。

 

自分のパットのラインをクラブなどで触れた場合にはペナルティ(2打罰)となります。また、キャディが同様の行為を行った場合にもペナルティが科されます。

 

 

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