■ゴルフの基礎的なマナーやエチケットを解説します。
ゴルフ基礎講座|マナー
ゴルフというのは、マナーや決まりごとの大変多いスポーツです。しかも他のスポーツと違って、審判やレフェリーが常在するといったものでないため、自分自身でマナー&ルールを十分に把握する必要があります。このページでは、ゴルフの服装やゴルフ場でのマナーなどを解説していきます。
服装
ゴルフの起源や発祥は別として、現在のゴルフの基礎が確立されたとされる1400年代のスコットランドでは、ゴルフは貴族が優雅に楽しむスポーツという趣が強く、プレーより礼儀を尊ぶという精神から、礼服に近いスタイルでゴルフを行っていました。
この頃の写真を見てみると、ネクタイを締め、きちんとスーツを着用した紳士が、クラブを振っているという、今から観れば何か珍妙にさえ思えるほど、礼節が優先されていたことが窺われます。
その後ゴルフがアメリカに渡り、瞬く間に発展拡大を遂げると、その服装も大きく変化することになります。ただし、貴族のスポーツという根幹の精神は今も受け継がれています。それが、プレー中の襟付きのシャツの着用義務であり、クラブハウスでのドレスコードであったりするのです。
近年、日本でもゴルフ人口が増え、老若男女を問わず誰も彼もが気軽に楽しめるスポーツとして大きく普及してきました。ゴルフというスポーツの裾野が広がることは大いに歓迎すべきことですが、その所為で服装のマナーやクラブハウスでのエチケットなどを知らない方も増えています。
Tシャツやジーンズ、短パンにスニーカーなどマナーに反した服装は厳に慎むよう気をつけたいものです。
以下は基本的な服装のマナーです。コース上だけではなく、クラブハウス、行き帰りの服装にも留意してください。クラブにはそれぞれのローカルルールが存在しますので、予めチェックしておいた方が良いでしょう。
■ジャケット
ゴルフ場に行く際には、男女ともにジャケットを持参しましょう。ジャケット着用を義務付けているクラブも多くありますので注意が必要です。(門前払いを喰らう場合もあります。)クラブハウスでは、なるべくジャケットを着用しましょう。
■シャツ
シャツは襟と袖付きのものに限り、襟口の大きく開いたものはNG。女性の場合も、ノースリーブ状のシャツはNGです。シャツの裾はズボン、パンツの中に入れましょう。シャツinは、一般的には“ダサい格好”ですが、ゴルフの場合は、シャツinが基本です。カラーは自由ですが、あまり派手すぎないよう、他のプレーヤー、同伴者とのバランスにも気をつけましょう。
■ズボン、パンツ
男性はズボンが基本ですが、クラシカルなニッカポッカでもOKです。夏場などにショートパンツ姿の男性を見かけることが多いですが、基本的にはダメです。ただし、膝丈くらいの長さのハーフパンツはOKのゴルフ場もありますが、この場合には必ずハイソックスを履きましょう。
女性はパンツかスカートが基本ですが、ミニスカート、ショートパンツでもOKです。ただし、ホットパンツのような露出過多のものはダメです。ベルトはなるべきした方が良いでしょう。
■帽子、サンバイザー
帽子の着用は規定されていませんが、危険防止や熱中症予防のためにも被ったほうが良いでしょう。女性の場合、紫外線防止のためのサンバイザーをかぶっている方も多く見かけます。
■シューズ
当然プレーの際はゴルフシューズを履きますが、ゴルフ場に入場する際にも、スニーカーなどの運動靴を禁じているクラブがありますので、男性は革靴、女性はローヒールの大人しめの靴を履き、ロッカールーム等でゴルフシューズに履き替えましょう。
ゴルフシューズには、メタルスパイクのシューズと樹脂製のスパイクシューズ、それにスパイクレスシューズがありますが、ゴルフ場により、それぞれ規定が違うので、予めチェックした方が良いでしょう。
ゴルフ場のマナー
ゴルフ場には、スタート前、1時間ほど余裕を持って来場しましょう。ゴルフ場に到着したら、クラブハウスのフロントで手続きを済ませ、貴重品等を預け、ロッカールームでシューズを履き替え、、ゴルフウェアを着用しましょう。
ただし、クラブハウスではキャップやサンバイザーを被るのはNGです。最近では、クラブハウスでの喫煙を禁止しているところが増えているので注意しましょう。また、携帯電話もゴルフ場によっては使えない場合もあるので、こちらも予めチェックするようにしてください。
関連ページ